B美、D菜、F吉、J尼が、動物園でランチのメニューを相談している。
J尼が提案した。
J尼「身近ナ感ジガスル、ニッポン伝統ノ、アノフードガ食ベタイデス! 比率ガ重要ナンデスヨネ。普通ノ日モ食ベマスガ、人生上ノイベント時ニ、配ルコトモアリマスシ、特定ノ日ニ食ベルコトモ、アリマス。アメリカ人ノ、チューインガムト同様、ニッポン人ノイメージダウンニ、タイヘン貢献シテイマスノデ、日本以外デ食ベル時ハ、要注意デス。人ニヨッテハ、危険ナ食ベ物デモアリマス。ドジッ娘メイドノ紅茶ノヨウニ、デリバリー失敗時ノコミカルナイメージヤ、客ガ代金ヲゴマカス、イメージモアリマス。キノコノ山 VS タケノコノ里ノヨウニ、シバシバ対比サレル、ライバルノフードガアッテ、地域ヲ巻キ込ンダ論争ガ絶エマセン。ニッポンノアル地域デハ、犬モ食ベルソウデスネ!」
J尼はウィンクした。
J尼「コノフード、何カ、ワカリマスカ?」
※小説風回答を5月25日(日)22:00-22:59に。23:00以降に締切。その他の注意は下の「質問者から」に。
このクイズの回答方法については、過去の問題を参考にしていただければと思います。
答えが分かった方も、コメント欄やtwitter、ブックマーク等でネタばれしないようにお願いします。
http://q.hatena.ne.jp/1399040599 ニッポンの悲劇的な役職
http://q.hatena.ne.jp/1375089952 ニッポンの伝統のドール
http://q.hatena.ne.jp/1374476099 ニッポンの伝統のグッズ
http://q.hatena.ne.jp/1369538017 ニッポンの伝説のゲーム
http://q.hatena.ne.jp/1357488272 ニッポンの伝説のダンス
http://q.hatena.ne.jp/1346141930 ニッポンの伝統のフード grankoyama様作
http://q.hatena.ne.jp/1346009507 ニッポンの伝統のフード
http://q.hatena.ne.jp/1339511191 ニッポンの伝説のレジャー
http://q.hatena.ne.jp/1334497733 ニッポンの伝説のフード
http://q.hatena.ne.jp/1333979251 ニッポンのゲーム
F吉「やっぱりここ(動物園)がヒントなんだろうな」
「動物 = 肉料理でランチとなると、豚か牛・鶏くらいだけど、それじゃ珍しくもないし、イメージダウンとなると変なモノだから、ロバ!か、いやラバ!か」
D菜「トリ系で雀とか鴨?」
B美「それならカケス!、あと違う系統でサル!たぬき、キツネ!」
J尼「皆サン 全ク違イマス。イヤチョットダケ・・・」
B美「普通に動物園のメニューにある食べ物よね?」
J尼「ソウデス。皆サン難シク考エ過ギデス」
「B美サン美容院ニ行ッテ折角オシャレニナッテマスガ、ランチハ身近ナ、イワユルB級グルメニ入リマス」
B美「あっ、ソバージュにしてみたの、やっぱりわかった?」
J尼「モチロンデス」
D菜「こんな紫外線の強いところで長話してると雀卵斑(ソバカス)できちゃうわ。伸ばし過ぎはダメよ」
J尼「ソレデワ、皆サン(知ッテカ、知ラズカワカリマセンガ)正解ヲ発表シマショウカ。ニッポンノイメージダウンフードハ、千年以上ノ歴史ガアル伝統的ナフード『蕎麦』デス!」
全員一同「知ってたーw」
F吉「今回はヒント多過ぎだもん」
J尼「イジワルデスネ・・・」
F吉「ロバ・ラバ・ソバw」
D菜「雀(雀卵斑 = ソバカス)・鴨(鴨南蛮ソバ)」
B美「カケス(カケソバ)・サル(ザルソバ)、たぬきそばにキツネそば、それにソバージュ」
J尼「ソレデハ皆サン 他ノヒントヲ解説シテクダサイ」
F吉「身近は、自分の近くで『そば』、重要な比率とは『小麦粉と蕎麦粉の比率』で店ではニ八蕎麦(蕎麦粉八・小麦粉二)が最も一般的(JAS法では蕎麦粉が三割以上で蕎麦と名乗れる)」
D菜「人生上のイベント = 引越しの時に配る『引越し蕎麦』、特定の日 = 大晦日に食べる『年越し蕎麦』」
B美「日本では『ズルズルと音を立ててすする』のが常識ですが、こういう食べ方は外国ではマナー違反でイメージダウンにもなります。また『蕎麦アレルギー』の人にとっては最悪死んでしまう恐れもある危険な食べ物です」
F吉「デリバリー = 『出前』ではハプニングで崩れ落ちるイメージ、古典落語の『時そば』では客が蕎麦の代金をごまかす」
B美「『蕎麦とうどん』はライバルフード、時にはラーメンも巻き込んで論争が絶えない」
D菜「蕎麦のつゆも、鰹と昆布の『関東対関西』をはじめ、いろいろな論争がある。たぬきそばだけでも盛り上がる」
J尼「皆サンヨクゴ存知デスネ。参リマシタ。ワタシモ、『ギリギリ!ジャパンガイド』デ、イロイロ知リマシタ」
F吉「ところで、犬も食べる蕎麦って『ワンコソバ』のこと?」
J尼「ソウデス。コレハ『ギリギリ!ジャパンガイド』ニハ載ッテナイデスガ、テレビデヤッテマシタ」
F吉「どうりで・・・それだけは間違いだからw」
オマケ:カップ麺の地域による違い(緑のたぬきの場合)
http://www.maruchan.co.jp/aka-midori/lineup/midorinotanuki.html
F吉「やっぱりここ(動物園)がヒントなんだろうな」
「動物 = 肉料理でランチとなると、豚か牛・鶏くらいだけど、それじゃ珍しくもないし、イメージダウンとなると変なモノだから、ロバ!か、いやラバ!か」
D菜「トリ系で雀とか鴨?」
B美「それならカケス!、あと違う系統でサル!たぬき、キツネ!」
J尼「皆サン 全ク違イマス。イヤチョットダケ・・・」
B美「普通に動物園のメニューにある食べ物よね?」
J尼「ソウデス。皆サン難シク考エ過ギデス」
「B美サン美容院ニ行ッテ折角オシャレニナッテマスガ、ランチハ身近ナ、イワユルB級グルメニ入リマス」
B美「あっ、ソバージュにしてみたの、やっぱりわかった?」
J尼「モチロンデス」
D菜「こんな紫外線の強いところで長話してると雀卵斑(ソバカス)できちゃうわ。伸ばし過ぎはダメよ」
J尼「ソレデワ、皆サン(知ッテカ、知ラズカワカリマセンガ)正解ヲ発表シマショウカ。ニッポンノイメージダウンフードハ、千年以上ノ歴史ガアル伝統的ナフード『蕎麦』デス!」
全員一同「知ってたーw」
F吉「今回はヒント多過ぎだもん」
J尼「イジワルデスネ・・・」
F吉「ロバ・ラバ・ソバw」
D菜「雀(雀卵斑 = ソバカス)・鴨(鴨南蛮ソバ)」
B美「カケス(カケソバ)・サル(ザルソバ)、たぬきそばにキツネそば、それにソバージュ」
J尼「ソレデハ皆サン 他ノヒントヲ解説シテクダサイ」
F吉「身近は、自分の近くで『そば』、重要な比率とは『小麦粉と蕎麦粉の比率』で店ではニ八蕎麦(蕎麦粉八・小麦粉二)が最も一般的(JAS法では蕎麦粉が三割以上で蕎麦と名乗れる)」
D菜「人生上のイベント = 引越しの時に配る『引越し蕎麦』、特定の日 = 大晦日に食べる『年越し蕎麦』」
B美「日本では『ズルズルと音を立ててすする』のが常識ですが、こういう食べ方は外国ではマナー違反でイメージダウンにもなります。また『蕎麦アレルギー』の人にとっては最悪死んでしまう恐れもある危険な食べ物です」
F吉「デリバリー = 『出前』ではハプニングで崩れ落ちるイメージ、古典落語の『時そば』では客が蕎麦の代金をごまかす」
B美「『蕎麦とうどん』はライバルフード、時にはラーメンも巻き込んで論争が絶えない」
D菜「蕎麦のつゆも、鰹と昆布の『関東対関西』をはじめ、いろいろな論争がある。たぬきそばだけでも盛り上がる」
J尼「皆サンヨクゴ存知デスネ。参リマシタ。ワタシモ、『ギリギリ!ジャパンガイド』デ、イロイロ知リマシタ」
F吉「ところで、犬も食べる蕎麦って『ワンコソバ』のこと?」
J尼「ソウデス。コレハ『ギリギリ!ジャパンガイド』ニハ載ッテナイデスガ、テレビデヤッテマシタ」
F吉「どうりで・・・それだけは間違いだからw」
オマケ:カップ麺の地域による違い(緑のたぬきの場合)
http://www.maruchan.co.jp/aka-midori/lineup/midorinotanuki.html
id:MEI-ZA-YU様、素晴らしい回答、ありがとうございます。
今回は力作揃いで、全回答者に隙がない感じでしたが、
写真が多く、すっきりわかりやすいのでベストアンサーにいたしました。
またご回答、よろしくお願いいたします。
「コノフード、何カ、ワカリマスカ?」
「お昼時だから、券売機にも 結構 人が並んでるみたいだね。とりあえず、買ってくるよ」
「アノ、私ガ食ベタイノハ……」
「うん、大丈夫だよ。D菜、一緒に行こう」
「ハタシテ大丈夫デショウカ」
「さあ、少なくとも食べられないものは、買ってくる心配はないと思うわ」
「すごいわねえ、F吉。クイズの答え、分かったんだ」
「んーん、全然。」
「え、まさか私を当てにしてるの? 私だって、全然 分からないんだよ」
「うん、そうだろうと思った」
「私、ちょっと戻って聞いてくる」
「待ってよ、D菜。クイズは解けなくても、J尼が食べたいものは当てられる」
「おおっ」
「…… かもしれない」
「あらっ…… 本当に大丈夫?」
「J尼がここで食べたいって言い出したんだ。ここで売ってるものに決まってるじゃないか。ほら、券売機の上のところにあるメニューを見て」
「5、60種類くらいありそうよ。確かに宝くじよりは当たりそうだけど、思った通りのサイコロの目を出すよりも難しそうね」
「ラーメンが四種類、カレーが三種類……」
「そうやってまとめると、結構少なくなるわね」
「J尼はジャパニーズフードを食べたいって言ってるんだ」
「ハンバーガーやポテトフライは外して良いわけね。カレーやラーメンは外すかどうか迷うなあ」
「でもサイコロくらいの確率にはなったでしょ」
「じゃあ、ここからひとつ選べば良いのね。」
「そういえば、日本人のイメージダウンって言ってたじゃない」
「ええ」
「あれって麺類のことじゃないかと思うんだ。ズルズルって音を立てて食べるのってマナー違反だっていうじゃないか」
「なるほど、カレーやおにぎりセットは消えたか」
「そうそう」
「残った、ラーメン、そば、うどん、焼きそばの四つから選べば良いのか。これなら当たりそうじゃない」
「いやいや、四つ買っていけば良いんだよ。ぼくら四人分。」
「冴えてるじゃない、F吉。どれがJ尼のって言わずに出すのね」
「ニヤリ」
「J尼、お待たせ! さあどうぞ」
「ウレシイデス! チャントワタシガ食ベタイモノガ分カッテイタノデスネ、F吉サン」といって、蕎麦を手に取るJ尼。
「心配イラナカッタデスネ、B美サン」
「なるほど。考えたわねF吉」
「ン、何ノコトデスカ? ア、私、ラーメンモ大好キデース。チョットモラッテモ良イデスカ?」
(おしまい)
じゃあ動物園だから、
「熊」→「まんず」→
「ズー」→「ズーラシア」→
「あなたの側」→「ばか」→
「かけそば」→「罰」→
「月見そば」→「バイア海底遺跡」→
「きつねそば」→「バラが咲いた」→
「たぬきそば」→「バルコニー」→
「二八そば」→「麦汁」→
「十割そば」→「※※※」→
「引っ越し蕎麦」→「バイト」→
「年越し蕎麦」→「場合の数」→
「ズルズルすする」→「※※※」→
「アレルギー」→「※※※」→
「出前でチャリがスッ転ぶ」→「※※※」→
「時そば」→「バウバウ」→
「うどんとそばは永遠のライバル」→「留守番電話」→
「わんこそば」
# 頭 固い orz
id:a-kuma3様、楽しい回答ありがとうございます。F吉の小細工がF吉らしくて良かったです。しりとりは完成させていれば、もっと楽しかったと思いますが、それは難しそうですね。
(出囃子)
ようこそいらっしゃいました。談志なら、こんな日に来やがって暇だなとか言うんでしょうが、私は品があるので言いません。
暑い日が続きますなぁ。いやもう、夏日ですって。
5月なんて、夏と言ってはいけないと思うんですが、まあ暑いんで仕方ありませんな。
暑いってぇと、食欲が無くなりますな。そんな時には、麺類ですなぁ。
もう、看板掲げてるところもあるっていう。
ほら、冷やし中華始めましたっての。
あれなんですな、終わるところを見たことが無い。
始めてばっかり。
ためしに、寒い日に冷やし中華頼んでみればいいんでしょうけど。
「冷やし中華一杯、すぐ持って来いて言っただろ。出前、どうなってんだよ」
「あいすみません、今出ましたんで。もう着くと思います」
「急ぎなよ、蕎麦屋の出前じゃないんだからさ」
「へい。去年の夏の注文分が、そろそろ着く頃だと」
冷やし中華よりも、年中食べられるのが、ざるそばですな。
冷たいソバでも、ザルとモリとセイロがあるっていう。しかも値段が違う。
お教えしましょう。その違い。
(羽織を脱ぐ)
ザルとモリの違いは、ツユをぶっかけるかどうか。
ツユをぶっかけて食べるのは、器に盛った盛りそば。
ツユに付けて食べるのは、ザルに乗せたザルそば。
うちはザルじゃねぇ、セイロに乗せてんだ、というセイロそば。
ザルそばは一番だしを使うので高級そば、盛りそばは二番だしを使う廉価版で、セイロはザルと同じだそうで。
高級品には目印ってんで、刻み海苔がついてるわけですな。まあ、今ではツユが違う店の方が少ないんですがねぇ。
ってわけです。ひとつ賢くなりましたな。
さて、そばってぇと江戸の頃には庶民の味。夜でも屋台などで気楽に食べられるものでした。
江戸の町は、いろいろな物が均一価格で、江戸後期でそば切りは一杯十六文。江戸の町、何処の屋台で食べても、十六文だったわけです。他にも湯屋って銭湯が十文、床屋が三十二文ってとこで。結構便利なシステムたったわけですな。
「親父、一杯作ってくれるか?」
「へい、らっしゃい。まだ大丈夫ですよ。」
「夜になっても暑いねぇ、冷たいかけでもらえるかな」
「へい、ぶっかけで」
「そうそう、ぶっかけでいいよ」
「かしこまりました」
そばができるまで、どうしても間が開きますな。そこで男は、親父に話しかけることになります。
「二八そばって書いてあるけど、これなんだい」
「へい、そばはそば粉だけで作りてぇんですが、どうにも腰がなくなって。しかたねぇんでうどん粉を混ぜるんで」
「その割合ってことか」
「へえ、うどん粉二にそば粉八がいい感じなんで。それと、お代が十六文なもんですから、二八十六ってこって」
「なるほどねぇ」
「そのうどん粉ですけどね。上方じゃあ、そばはあんまり食わないって聞きますな」
「そばくわねぇの。人じゃねぇな」
「うどんを食うそうで。上方の出しは、これより色が薄くて、だいぶ様子がちがいますな」
「いやいや、つけ汁は濃くねぇと」
江戸の頃は、上方が料理は上となっておりましてな、あまりライバル視はしていなかったんですが。近年、交流が盛んになりますと、どうしてもお互いの違いに目が行きます。色が濃い出しがうまいだの、色が薄くて上品だのと。きしめんの出番はどうなのかとか、別の議論も湧き上がってくるわけですが。
親父はザルにそばを盛り、汁の器を添えて男の前におきますな。
「どうぞ」
「お、うまそうだ」
男は、そばを箸に取り、そばの束の下の方だけ汁に付け、一気にすすっております。
(扇子と手ぬぐいでそばを盛大にすする)
「ズルズルーって、うんまいねぇ」
「ありがとうございやす」
「そばの味と、汁の味と、歯ごたえとのど越しと、この音だよな」
親父は蕎麦湯の器を出してくる。
「音出さないようにもぐもぐやってるのがいるが、あれじゃ旨くねぇ。耳でも味あわねぇとな」
いつの間にかズルズル食べるのが主流になっていますが、まあ、せっかちがほとんとの江戸の街では、上品にもぐもぐやってられねぇってことでしょうな。食事時には音を立てないっていう西洋文化とは、相容れないようで。
「親父は大つごもりには、店開いてるのかい?」
「年越しそばですか?まだわかりませんが」
「そうか。んじゃ、娘が引っ越すときは、引っ越しそばを頼もうかな」
「そば切手をお配りになれば、お出ししますんで」
「そいつは便利だな」
江戸の町は、結構便利なのですな。プリペイドカードも行きかってるわけです。
「なあ親父、隣町でそば食って死んだ奴がいるってんだが。ここは大丈夫なのかい?」
「ああ、たまに、そば食べると死にそうになる人がいますな。それは、体質だそうで」
「そば食えねぇのかそいつは」
「左様で。気の毒ですが」
「そりゃ気の毒だ。こちとら、ピンピンしてら。こんな旨い物食えねぇなんて。そんな体質じゃなくてよかったよ」
「さいですな」
そばはアレルギーを持つ人がいますから、そばアレルギーは死に至るアレルギー反応を起こすそうですな。ここに、その様な方がいらっしゃるなら、申し訳ないですが。
「そういえば親父、みちのくじゃあ、イヌをそばにして食ってるって話だな」
「いえいえ、犬を食べるわけでも、犬に食わすわけでもないですよ。」
「へ?」
「それは、わんこそばですよ。お椀にそばを一口分投げ込んでくれる食べ方で」
「へええ」
「少しずつだから、伸びないでしょ。意外にいけますよ」
「まあ、みちのくにはいかねぇなぁ。未知の国だから」
「お客さん、うまいねぇ」
しょうもない駄洒落を話している内に、男はそばを食べ終わりまして。
「いやぁ、旨かった。親父お勘定」
「へい十六文で」
「こまけぇのしかないから、一枚ずつ置いていくぞ。一つ、二つ、三つ、四つ、五つ、六つ、七つ、八つ」
「時に、お客さん。最近お勘定の時に、今何時だい?と聞く人がいるそうですが。ご存じで?」
「い、いや、し、知らねぇな」
「そうですか、ならよろしいのですが。ちょうど、七つ星も出ていますし」
「じゃあ続きだ、八つ、九つ、十、十一、十二、十三、十四、十五、十六」
「毎度、おおきに」
おあとがよろしいようで。
(お囃子)
DVDは、談志の時そばです。やっぱ談志は良いわ。
id:takejin様、ものすごい力作回答、ありがとうございます&お疲れ様でした。「盛りそばは二番だしを使う廉価版」というのは初耳でした。その他にも多くの蘊蓄があり、いつも楽しく読んでます。ラストのオチもしゃれてますね。
F吉「しんしゅうぅぅしなののおぉうぅ~♪」
D菜「いきなり何裏返った声出してるの!」
F吉「やだなあ、都都逸ですよ。信州信濃の新蕎麦よりも、あたしゃあなたの傍がいい、ってね。身近といえばそば。J尼が食べたいのは、蕎麦でしょ」
B美「二八、外二八、十割。そば粉の比率によって味わいがずいぶん違うわね。普通の日も食べるけれど、引っ越したときにご近所に配ったり、年越しには欠かせないわ。地域によっては、他にもいろんな時期に食べる風習があるのよ」
F吉「討ち入り前にも食べるよね」
D菜「いや、今どき討ち入りしないから」
B美「注意しなけりゃいけないのは、食べるときの音ね。日本では音をたてて麺をすするけれど、海外ではマナー違反だから注意しないと」
F吉「僕の友人は蕎麦そのものを食べられないんだ。アレルギーだからね。外食でうどんを注文するときは、蕎麦と同じ釜で湯がいていないか気にしているよ」
D菜「コントやコメディで、高々と積み重ねた蒸篭を出前する途中、何かにぶつかって転倒、はありがちなパターンね。実際には見たことないけどっ」
F吉「こんな情景だよね」
http://sl.zenryokuhp.com/2009/05/realstic_delivery_cycle.html
D菜「代金をごまかすってのは
『一杯のかけそば』かしら。一杯の蕎麦を三人で分けて食べるっていう…」
F吉「いや、あれは一応、注文したぶん支払ってるから、ごまかしてはいないよ。
ごまかすといえばこっち。≪ひい、ふう、みい、…今何刻(なんどき)だい? へい、ここのつで≫」
D菜「落語の時そばね。じゃあ、ライバルのフードはうどんかしら。関東の蕎麦、関西のうどん。時そばも上方落語では時うどん、という演目になっているわ」
B美「犬も食べるってのがよくわからないんだけど」
J尼「岩手名物、“ワンコソバ”デース!」
D菜「いや、そのわんこは犬じゃないですよ!」
F吉「あっ、ほら、見てください。蕎麦のテイクアウトメニューがありますよ。
蕎麦の折詰めを買って、そこのきつね・たぬきの檻の前のベンチで食べましょうよ。
そばのおりをおりのそばで食べる。いいんじゃないですか?」
id:libros様、お疲れ様でした。都々逸の件は自分は知らなかったので、たいへん勉強になりました。「そばのおりをおりのそば」は、お見事です。
J尼「ココハ?」」
D菜「森の動物のコーナーね」
F吉「あれはキツネザルだね」
B美「こっちは狸かしら」
子供「おおーっすげーっ虎だー!虎ーっ!」
B美「きみ、動物が驚くから大声を出さないで」
子供「うるせーなぁ」
F吉「うるさいのはそっちだ、餓鬼め!」
D菜「F吉、言葉づかいが悪いわよ」
J尼「トラトイエバ、日本ノ国民的エイガアイドルイマス」
B美「『信州信濃のしな蕎麦よりも/あたしゃあんたのそばがいい』」
D菜「ちょっ、びっくりした。B美、いきなり何を言い出すの?」
F吉「『フーテンの寅さん』だね!」
D菜「ずいぶんもったいぶってるけど、答は『蕎麦』ね!」
J尼「ソノ通リデース!」
F吉「確かに、日本人には身近な伝統的な食べ物だね」
B美「蕎麦の精白の度合や、つなぎに入れる小麦の割合が大事よね」
D菜「引越で、引越蕎麦を配るわね」
F吉「大晦日に、年越し蕎麦を食べるしね」
B美「すすって食べるから、欧米ではお行儀が悪い」
D菜「ソバアレルギーの人には、呼吸困難や絶命の恐れがあるわ」
F吉「漫画やアニメで、手もとが来るってお客の頭に蕎麦をぶちまけるギャグもあるし」
D菜「落語の『時蕎麦』では、代金をごまかすわね」
B美「蕎麦と饂飩には、それぞれに同じ具を使ったメニューがあって、ライバルみたいな関係ね」
F吉「でも、犬が蕎麦を食べるなんて聞いた事ないなぁ…」
B美「『わんこ蕎麦』の事じゃないかしら」
D菜「J尼さん、『わんこ』はお椀の事で、犬が食べるわけじゃないのよ」
一行は蕎麦店に入った。
D菜「注文は決まった?」
J尼「ワタシハ、ザル蕎麦にシマス」
B美「私はもり蕎麦」
F吉「僕はタヌキ蕎麦」
D菜「私はキツネ蕎麦ね」
B美「あと、デザートに『蕎麦がき』を食べましょう」
id:kuro-yo様、いつも回答、ありがとうございます。出題しておきながら恥ずかしいのですが、「『わんこ』はお椀の事」ということを、kuro-yo様の回答で知りました。都々逸の件も勉強になります!!
F吉「それ! 知ってる! ニッポペディアに書いてあったよ!
イメージダウンにつながるといえば、千歳飴だよね!
紅白の比率に注意する必要があるし、
七五三という重要イベントでも配られるし、特別な日に食べるよね。
あんなに長くて固い飴は危険だし、時によっては凶器にもなる。
すべての伏線を回収した……。」
D菜「で、B美はその食べ物がなんなのか知ってるのね?」
F吉「無視かーい!」
B美「もちろん!
どうせJ尼はギリギリジャパンガイドで見たんでしょうけど、珍しく真面目な記事よね。
比率が大事っていうのは、十割とか二八とかね。
人生上のイベントっていうのは引っ越しね。配るでしょう。
特定の日に食べるっていうのは大みそか。一杯のかけそばが昔小説になったことでも有名ね。
人によっては危険ってのはアレルギーのことだし。
出前で山と積まれたもりそばをバイクや自転車で運ぶっていうのはドジっ子メイドのお茶を運ぶのと同様に、そのあとの惨劇のフラグでしかないわ。
落語の題材にもなっているわね。今何時(なんどき)かい? で有名な時蕎麦ね。
うどんVSそば戦争ときて、最後は、新潟県の蕎麦犬でおしまい。」
D菜「イメージダウンっていうのは?」
B美「ここってどこだかわかる?」
D菜「えっ? 動物園でしょ?」
B美「英語でそれを繰り返すと?」
D菜「ズー? ズー、ズー……。あっ、まさか?」
J尼「ソレデース! ソレデ思イ出シタノデース。
大変マナーノ悪イ食ベ方ヲスル食べ物ナノデス。」
D菜「動物園からそばをすする音へつなげるって……」
id:grankoyan2様、いつも回答ありがとうございます。
「新潟県の蕎麦犬」だけは、今でも何のことか理解していません・・・。
「動物園からそばをすする音へ」という伏線回収にはやられました。ぐらんこ。さん以外、絶対思いつかない伏線回収です!!
id:MEI-ZA-YU様、素晴らしい回答、ありがとうございます。
2014/05/25 23:04:00今回は力作揃いで、全回答者に隙がない感じでしたが、
写真が多く、すっきりわかりやすいのでベストアンサーにいたしました。
またご回答、よろしくお願いいたします。