知りたいところは、
●どれが、適切ですか。
●どれがダメですか。
●その理由はなんでしょうか{国語の文法などが理由らしいです)。
どうでもよいという意見の人もいるかもしれませんが、言葉使いに細かい来店客がありえるので、あとでクレームを貰わないためにも、こういう点もふまえないといけないということでした。
「ございません」は「ない」の丁寧表現です。
ですが「とんでもない」はその6文字で意味をなす単語で「とんでも」と「ない」に分けられるものではありません。「もったいない」「せつない」「みっともない」が分割できないように、「とんでもない」も「とんでも」と「ない」に分けることはできません。
だから、とんでも+ございません はおかしいんです。
とんでもない+ことです→とんでもない+ことでございます。
が正しい表現です。
〔i〕 序の巻
わたしの結論は、マスク論議と同じです。このことで誰とも争いたく
ないので、外出の折や来客の前では、さりげなくマスクします。
相手が“トンデモ”を使っても、わたしは使いません。
https://d.hatena.ne.jp/keyword/%E3%81%A8%E3%82%93%E3%81%A7%E3%82...
実例 & 用例
……「キミの説明で事情が分った。ありがとう」「とんでもございません」
(むかし京美人が流行らせた京ことばを、今宵七十年ぶりに聞いた)
♀山本 富士子 女優 19311211 大阪 /籍=丈晴の未亡人/159cm [AB]
打てば響く、とはこういうことなのだ。(adlib 20221128 03:11)
https://note.com/adlib20210301/n/ne9bf949e0056(20221128 03:11)
とんでもございません ~ I can't believe it ~
https://q.hatena.ne.jp/1566800907#a1272379(No,2 20190826 22:19:49)
〔ii〕 波の巻
…… 「あなたのところは、NHKじゃないのかね」
「さようでございますね、総務庁の管轄でございます」
「郵政公社でもないとすると、あなたは公務員ではなさそうだね」
「さようでございます、ほほほ」
「こんな夜おそくに仕事すれば、残業手当も相当なもんだろな」
「とんでもございません、ほほほ」── 《さらば、テレビ》
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=20050108
〔iii〕 旧の巻
…… 男は当時わずか二十六で四十女をひきつける力はなかったろうと
弁護士の先生はおっしゃいましたが、とんでもございません、気もちと
いえ頭のていどといえ落ちついて、ようりょうがよく悪ぢえがはったつ
して年上の女をだます名人でした。
私を手なずけて主人をなきものにし、責任をとり一生めんどうを見る
からと、ねこなで声で親切にやさしくしてくれたもんで、すっかり信じ
てしまい何でも言いなりに、大学へ行かせ、テッポーを買ってやり、教
習所へ行かせ、車を買ってやり、仕事場をつくってやりました(略)。
それなのに追い出されたから私はくやしくて、くやしまぎれに金をた
めました。その金がわざわいしてこんどの事件をおこしたのです。もし
金がなかったら、日本閣の鎌助さんも私をだましにこず、なにごともお
こりませんでした。── 《ホテル日本閣事件》
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=20030611
↑ とんでも ↓ トンデモ
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%A5%C8%A5...
有難うございました。
とある女優がドラマか映画で使い、それが流行したということでしょうか。
すると、監督さんか脚本さんが、そこに入れた表現なのですね。
その女優は、その配役上、京ことばを話す女性という設定で、
実際、きれいな京ことばを使ったということのようですね。
すると、「とんでもございません」は、
いわゆる標準語ではなく、京ことばのイントネーションということですね。
京都では、「とんでもございません」 という表現があるのかなぁ、
と思ったりしました。
京都で使うということであれば、船場でも使うかもしれず、
また、摂津であったり、河内であったり、和泉であったり、
つまり大坂も使うのかもしれません。
監督さんや脚本さんの想像の賜物かもしれないとは思います。
監督さんや脚本さんは、東京の人なのか、関西の人なのか?
また、仮に、廓言葉が発祥であれば、幾分、そもそも、人造語ですね。
***
とんでもありゃしまへん。(・・・とんでもありません)
とんでもござんせん。(・・・とんでもございません)
ちなみに、山本富士子氏は、大阪生まれで(母親は船場)、
その後、学生時代は京都のようです(京都の高校へ通学)。
「ございません」は「ない」の丁寧表現です。
ですが「とんでもない」はその6文字で意味をなす単語で「とんでも」と「ない」に分けられるものではありません。「もったいない」「せつない」「みっともない」が分割できないように、「とんでもない」も「とんでも」と「ない」に分けることはできません。
だから、とんでも+ございません はおかしいんです。
とんでもない+ことです→とんでもない+ことでございます。
が正しい表現です。
有難うございました。
「もったいない」「せつない」「みっともない」という例を示していただき、
大変良くわかりました。
NHK文化学園のサイトで、
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/gimon/183.html
というのを見ました。
「とんでもございません」「とんでもありません」というのは、
文法的には誤法であるとのこと。
しかし、文化庁の文化審議会(H19年2月)の「敬語の指針」では、
「現在ではこうした状況で使うことは問題ないと考えられる」
となっているとのことです。
『こうした状況』という言葉で限定されていますので、
この箇所をどう捉えればよいか、私はよくわかりませんけど(*)、
とにかく無難な対応が推奨ということだろうと思います。
(*)役所言葉としての、リスクヘッジの言葉かもしれません。
いかがでしょうか?
✖✖✖✖✖✖✖
日本語の使い方は、
「そもそも、文化庁が決めることではない筈」ゆえ、
文化庁の答申の扱いをどうすればよいのか、
自分としては、少しスッキリしません。
また、文化庁の議論として、
現状の追認という方向性が見て取れる点も気になります。
しかし、私人としては、文化庁答申を踏まえておけば、
無難だと思いました。
有難うございました。
「もったいない」「せつない」「みっともない」という例を示していただき、
大変良くわかりました。