キャプチャソフトは、OSB Studio(29.1.3)の他に、LightCaptureとアマレコTV4(4.11)も試しました。
それぞれの結果と設定を画像にまとめました。
https://imepic.jp/DsMZstgs
「アマレコTVのプレビュー」だけは明るさが正常になっています。
少なくとも「OBSの動画」を明るくしたいです。できれば「OBSのプレビュー」も。
OBS Studioの[設定]>[詳細設定]>[映像]において、
[色空間](デフォルトは[sRGB])を[Rec.2100(PQ)][Rec.2100(HLG)]のどちらかにすると、プレビューが正常な明るさになります。
但し下部に「警告:Rec.2100はより精度の高いフォーマットを使用する必要があります。」と表示されます。
そこで[カラーフォーマット]を変更してみましたが、どれを選択しても、録画しようとすると下記のいずれかのエラーになります。
・このエンコーダでは10-bitエンコードを実行できません。
・Cannot perform 16-bit encode on this encoder.
・OBSは Rec. 2100 で 8-bit 出力をサポートしていません。
・このエンコーダでは 10-bit エンコードを実行できません。
基本、ビデオから作成されているソースはリミテッドですが、GV-USB2が変換したときに「この後の表示デバイスはフルレンジだから、フルレンジに直しておこう」といじっていると、その後はフルレンジ扱いで処理しないと黒つぶれとか白とびが発生することになります。それを疑ったのですが、ちょっとはずしてしまいましたね。
あと気になることがあるとすれば、OBSではありませんが、どこかで黒レベルの調整ができたりしないでしょうか。ブラウン管のテレビとかモニターで黒レベルの高低の設定ができるのがあったので、取り込みソフトにも似たような設定があれば・・・と。
ソースに合わせて、というのは、たとえばOBSでの画面キャプチャであれば確実にフルレンジですし、動画の表示ウィンドウをキャプチャするのであれば動画がリミテッドかフルレンジか考えて合わせたほうが良いですし、外部からの低コントラストな古い動画キャプチャであればリミテッドにするでしょうし・・・というところです。
あと、ここまで書いて気になりましたが、録画した動画を再生するときもリミテッドとフルレンジの問題はあるので、再生ソフトとの相性とかも気にしないといけないのかなぁ・・・。と。
あとは、エンコーダーをソフトウェアエンコにしてみて、何か変わらないでしょうか。
今考え付くのはそれくらいです。
GV-USB2がどのようなフォーマットでPC側にデーターを渡しているのか分からないですが、PC側でうまく見える場合があるということは、少なくともPCで受け取ったときのデーターは正常だと思われます。
ただ、色空間やカラーフォーマットの設定を変えると明るさではなく色味が変わってしまうので、デフォルトのままで良いかと思います。設定するとしたら色範囲でしょうか。全部or一部が選べるかと思いますが、ソースに対して設定を間違えていると、黒つぶれが多かったり逆にコントラストの浅い眠い感じになったりします。ソースに合わせて設定を変更してみることをお勧めします。
回答ありがとうございます。
> PC側でうまく見える場合があるということは、少なくともPCで受け取ったときのデーターは正常だと思われます。
同意です。
ただ、「正常な明るさ」とは書いたものの、「TVと比べて違和感がないので正常っぽい」というだけで、本当に「正常」なのかは分からないのが正直な所です。
> ただ、色空間やカラーフォーマットの設定を変えると明るさではなく色味が変わってしまうので、デフォルトのままで良いかと思います。
そうなんですね。こういう所見はありがたいです。
> 設定するとしたら色範囲でしょうか。全部or一部が選べるかと思いますが、ソースに対して設定を間違えていると、黒つぶれが多かったり逆にコントラストの浅い眠い感じになったりします。ソースに合わせて設定を変更してみることをお勧めします。
色範囲の選択肢は「リミテッド」「フル」の2つでした。
試しに「フル」に変更してみましたが、「プレビュー」「動画」のどちらも変化は見られませんでした。
(「色範囲」!それは原因っぽい!と思ったのですが…)
「ソースに合わせて設定」というのがどういうことなのかまだ理解できておりませんが、ソースの性質によってどちらを選ぶべきかが自ずと決まるということでしょうか。
とりあえず「obs studio 色範囲」でググるとまた新たな情報が得られそうなので、引き続き調べてみます。
基本、ビデオから作成されているソースはリミテッドですが、GV-USB2が変換したときに「この後の表示デバイスはフルレンジだから、フルレンジに直しておこう」といじっていると、その後はフルレンジ扱いで処理しないと黒つぶれとか白とびが発生することになります。それを疑ったのですが、ちょっとはずしてしまいましたね。
あと気になることがあるとすれば、OBSではありませんが、どこかで黒レベルの調整ができたりしないでしょうか。ブラウン管のテレビとかモニターで黒レベルの高低の設定ができるのがあったので、取り込みソフトにも似たような設定があれば・・・と。
ソースに合わせて、というのは、たとえばOBSでの画面キャプチャであれば確実にフルレンジですし、動画の表示ウィンドウをキャプチャするのであれば動画がリミテッドかフルレンジか考えて合わせたほうが良いですし、外部からの低コントラストな古い動画キャプチャであればリミテッドにするでしょうし・・・というところです。
あと、ここまで書いて気になりましたが、録画した動画を再生するときもリミテッドとフルレンジの問題はあるので、再生ソフトとの相性とかも気にしないといけないのかなぁ・・・。と。
あとは、エンコーダーをソフトウェアエンコにしてみて、何か変わらないでしょうか。
今考え付くのはそれくらいです。
解決しました!
> あと気になることがあるとすれば、OBSではありませんが、どこかで黒レベルの調整ができたりしないでしょうか。ブラウン管のテレビとかモニターで黒レベルの高低の設定ができるのがあったので、取り込みソフトにも似たような設定があれば・・・と。
「黒レベルの調整」というものに該当するかは分かりませんが、見落としていた設定項目がありました。
OBS Studioで、[映像キャプチャデバイス]>[映像を構成]と進むと、アマレコTVでも出せた「プロパティ」というウィンドウが出ます。
ここの[画像の調整]タブでは「明るさ」「コントラスト」「色合い」「鮮やかさ」「鮮明度」(他にもありますが何故かグレーアウトされています)を調整できるようになっており、これらを調整することでTVと似たような画質にすることができました。「プレビュー」「動画」ともに問題なしです。
[映像キャプチャデバイス]については、最初に解説サイトに従って追加したきり存在を忘れていたので、盲点になっていました…。
[設定]の中に解決策があるはずだ、という思い込みが問題でしたね。
ちょっと謎なのは、[画像の調整]タブの初期値です。
初期値:明るさ128、コントラスト105、色合い128、鮮やかさ128、鮮明度16
調整後:明るさ155、コントラスト128、色合い128、鮮やかさ206、鮮明度76
デフォルトの状態でこれほど上手く行かないケースも珍しいな、というくらいの妙な値でした。
ここが原因だとわかってしまえば問題はないですが、どこから来た値なのかが気になりますね。
> あとは、エンコーダーをソフトウェアエンコにしてみて、何か変わらないでしょうか。
ちなみにこれについては、7つの選択肢を全て試しましたが、変化なしでした。
結果的に無関係だった要素についても、解説・アドバイスありがとうございました。大変勉強になりました。
だいぶ回り道をしましたが、こういった映像の設定についてはあまり取り組む機会がなかったので、良い経験になりました。
今後に大いに活かせると思います。
[映像キャプチャデバイス]>[映像を構成]にも、大元のデバイスの設定がありましたね。うっかりしていました。
初期値が全部128とかなら何となく分かるのですが、コントラスト105ですか・・・。コントラストを下げることで映像の取りこぼしを少なくする意図でもあったのかもしれませんが、アナログソースのほうが基本的に低コントラストなので、その配慮は不要なような・・・。
調整後の数値、試行錯誤したのだと思いますが、全体的に暗いのを持ち上げ、コントラストは中庸で、色合いもそのまま、鮮やかさはアナログ低彩度に対して強め、鮮明度も同様に、という感じでしょうか。
数年前、PCIバスにキャプチャカードを挿して似たようなことをやっていましたが、この方法でも試してみたくなってきました。ビデオの動くうちに。
解決しました!
> あと気になることがあるとすれば、OBSではありませんが、どこかで黒レベルの調整ができたりしないでしょうか。ブラウン管のテレビとかモニターで黒レベルの高低の設定ができるのがあったので、取り込みソフトにも似たような設定があれば・・・と。
「黒レベルの調整」というものに該当するかは分かりませんが、見落としていた設定項目がありました。
OBS Studioで、[映像キャプチャデバイス]>[映像を構成]と進むと、アマレコTVでも出せた「プロパティ」というウィンドウが出ます。
ここの[画像の調整]タブでは「明るさ」「コントラスト」「色合い」「鮮やかさ」「鮮明度」(他にもありますが何故かグレーアウトされています)を調整できるようになっており、これらを調整することでTVと似たような画質にすることができました。「プレビュー」「動画」ともに問題なしです。
[映像キャプチャデバイス]については、最初に解説サイトに従って追加したきり存在を忘れていたので、盲点になっていました…。
[設定]の中に解決策があるはずだ、という思い込みが問題でしたね。
ちょっと謎なのは、[画像の調整]タブの初期値です。
初期値:明るさ128、コントラスト105、色合い128、鮮やかさ128、鮮明度16
調整後:明るさ155、コントラスト128、色合い128、鮮やかさ206、鮮明度76
デフォルトの状態でこれほど上手く行かないケースも珍しいな、というくらいの妙な値でした。
ここが原因だとわかってしまえば問題はないですが、どこから来た値なのかが気になりますね。
> あとは、エンコーダーをソフトウェアエンコにしてみて、何か変わらないでしょうか。
ちなみにこれについては、7つの選択肢を全て試しましたが、変化なしでした。
結果的に無関係だった要素についても、解説・アドバイスありがとうございました。大変勉強になりました。
だいぶ回り道をしましたが、こういった映像の設定についてはあまり取り組む機会がなかったので、良い経験になりました。
今後に大いに活かせると思います。
[映像キャプチャデバイス]>[映像を構成]にも、大元のデバイスの設定がありましたね。うっかりしていました。
初期値が全部128とかなら何となく分かるのですが、コントラスト105ですか・・・。コントラストを下げることで映像の取りこぼしを少なくする意図でもあったのかもしれませんが、アナログソースのほうが基本的に低コントラストなので、その配慮は不要なような・・・。
調整後の数値、試行錯誤したのだと思いますが、全体的に暗いのを持ち上げ、コントラストは中庸で、色合いもそのまま、鮮やかさはアナログ低彩度に対して強め、鮮明度も同様に、という感じでしょうか。
数年前、PCIバスにキャプチャカードを挿して似たようなことをやっていましたが、この方法でも試してみたくなってきました。ビデオの動くうちに。