誰か教えてください!
…… 「優性」「劣性」という表現は、優れた遺伝子、劣った遺伝子、
といった誤解を招きやすいことから、2017年 9月より、日本遺伝学会は
優性を「顕性」、劣性を「潜性」という表現に変更することを決定し、
2021年に中学教科書の記述も変更された 。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%84%AA%E6%80%A7
ダーウィンを読まない人々が反論し、メンデルが彼らを沈黙させた。
https://q.hatena.ne.jp/1580059077#a1273613(No.1 20200127 17:02:21)
https://q.hatena.ne.jp/1581937637#a1273928(No.2 20200217 22:27:26)
(原典を)読まない者とは語れない、読んだ者とは争えない。
人間は「遺伝子対」という形で遺伝子を持っています。これは例えば「目の色が決まる遺伝子」を「父由来」「母由来」の二種類持っているということです。
精子や卵子(まとめて生殖細胞と呼ぶ)が作られる最終段階で「減数分裂」というものがあり、遺伝子対を分解して片方だけを持った生殖細胞が作られます。「母親由来の目の色」のものと「父親由来の目の色」のものの二つに分かれてそれぞれ生殖細胞になるという過程です。
子供は「父親の持つ遺伝子の半分」と「母親の持つ遺伝子の半分」をもって生まれてきます。したがって「常に遺伝子の半分は子供には遺伝していない」ということになります。
例に挙げた「子供が持っている目の色の遺伝子」は「父の父のもの/父の母のもの」から一つ、「母の父のもの/母の母のもの」から一つになりますから、遺伝していない遺伝子があるのが分かりますね。
(遺伝子交差とかホモ型とか細部は簡略化しています。)
染色体(そこに遺伝子があります)を父母から半分ずつ受け継ぎますから、受け継がなかった遺伝子は子に行きません。
染色体(そこに遺伝子があります)を父母から半分ずつ受け継ぎますから、受け継がなかった遺伝子は子に行きません。
── 安藤 寿康⦅教育は遺伝に勝てるか? 20230713 朝日新聞出版⦆
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4022952164