ライディングジャケット、バイクジャケット、フライトジャケットの違いはどこにあるでしょうか。一つ目は、騎乗用のジャケット、二つ目は、バイク用（ツーリング用）ジャケット、三つ目は飛行機操縦用（グライダーも？）のジャケットだろうと、思いますが、それぞれの特徴、他との違いは、どういうところなんでしょうか。３つともスポーティな感じで、また、機能性を重視していると思うのですが。

「ライディングジャケット」と「バイクジャケット」は現代では基本的には同じものです。（騎乗用のジャケットは乗馬ジャケットとか言うと思います）

バイク乗車時の前傾姿勢に合わせたカッティングがなされており、風の抵抗が起きないようにわりとフィットしたシルエットのものが多いです。素材は雨や風を通しにくい合成繊維素材で、さらに安全のためのプロテクターがついていたりプロテクターを仕込めるような仕様になっています。昔はバイカー＝革ジャンってイメージもありましたが、今は機能重視の軽いウェアが一般的です。

バイクに乗らない人がファッションとして着ることはほぼないです。プロテクターでモコモコしてるの正直カッコ悪いですし。

一方、皮革でできた昔ながらのバイクジャケットは「ライダースジャケット」と呼ばれます。こちらは多くの場合はおしゃれ用で、あまり機能は意識されていません。

「フライトジャケット」は空軍のジャケットがルーツで、バイクジャケットとの違いは、防寒性が高いこと、プロテクターがないこと。走行時の姿勢や風の抵抗の考慮が不要なのでバイクジャケットに比べるとボリュームあるシルエットになります。素材は革のものも布のものもあります。

飛行機の操縦をする人はバイクに乗る人ほど多くはありませんので、ショップで通常売られているものは、実際に飛行機の操縦をする上での機能を重視したものではなく、ファッション性が重視されています。

本格ミリタリー仕様のものもありますが、正直、街で着るには暑いです。